トルコ・ベルギーの漢字表記にある「耳」の謎

なっちん

トルコを漢字で書くと「土耳古」で、ベルギーは「白耳義」だけど、どちらも「ル」にあたる部分の漢字が「耳」になっていて、なんで耳が「ル」と読めるのか?について、

トルコは現地読みで「タァールキィ」で、「耳」は中国語読みで「アール」だから

みたいなもっともらしいことを書いているサイトを見つけたけど、ベルギーは現地読みしても何をしても「アール」なんて発音は出てこないのに「耳」で「ル」と読ませてるのはどう説明すんだよっていう単純な疑問が出るわけよ。


そもそも、日本人は「タァールキィ」という発音を「タァールキィ」とは聞こえなかったから、結果「トルコ」って呼ぶようになったわけで、わざわざ漢字をあてるときだけ現地読みとか、そんな回りくどいことするわけねぇだろと。

で、めちゃくちゃ簡単な結論。元々「耳」には「ル」という読みがあるんだわ。ただし、現代において日常的に使われている漢音や呉音ではなく、昔使われていた「宋音」のほう。今でこそ、我々は完全に使わなくなっていても、トルコという国を知った頃には、昔の音がまだ(たとえば学者の間などでは)当たり前のように残っていて、それで「ル」に「耳」をあてたとか、そういうことじゃないの?

なんか、すんげぇ複雑な理屈を考えるより、こっちのほうがスパッといく気がしない?絶対これ正解って思うくらい、気持ちよく結論付けられてない?笑

と、調べてみたら、宋音では「耳」を「ル」と読むことに言及してるTwitterを見つけた!

ほら、ちゃんと調べて知ってる人はいるんだよ。ちなみに、違和感拭いきれないのは実に同感…w

なっちん
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